展葉も終盤、ハカマが黄化し、一部で茶色のカラカラ状態になってきたので、簡単に割いておいた。
まあ、例年どおりの感じかな？ ハカマ割きは面倒でやる気のしない作業だが、やりだすとついついやってしまいたくなる・・・無理して葉が倒れるのはちょっと早すぎ。進捗３割くらいかな。
割いてみたら葉柄がいくらか傷んでいる株もあったがあまり気にしない。早く乾かしたいね。
以前にも書いたが、ハカマが緩い品種ときつい品種があって、ハカマ内の水がすぐに抜けてしまう株と、いつまでも溜まったままの株や、ハカマの黄化が遅いものもある。
ハカマが特にきつい株は葉柄を少しずらしたりして水抜きをしたりすることもある。
30年以上前にある大量栽培の業者さんに「ハカマは取らないといけないのか？」と聞いたら「取った方がいいが手間がかかるので割くだけのものもある」という答えだった。大変な作業だ。
潅水してハカマの中に水がたまるのは問題ないかと聞いたら「水が入ってくれというような展葉の形になっていて、自然状態では葉で雨水をハカマの中に受け入れている。そんなことを気にしていたら作業が進まない。葉が傷まない程度に頭から潅水する」とシャーシャーいわれた。
ハカマの割き始め ニオイ交配種 早めでまだハカマに水分があり途中まで割いておいた。
自然状態では水がたまるから腐るというものでもないだろうが、ハカマを割った時に水があふれ出るような状態はあまり気持ちいいもんじゃない。リスク回避。とにかくスッポヌケが怖いもんね。
梅雨でジメジメしてハカマが乾きにくくなるまでに大方、すませてしまいたいけど無理はしない。
それと元気は良さそうだが葉の伸びが止まってしまった株は危ないと思う。
大株にもよくあることだが、ひどいスッポヌケの前兆であることもあるので、注意が必要だ。
バックの古葉が黄色くなってきた株も多い。ハカマ割きの完了時に併せて除去する。
今年の工夫として、照度と潅水間隔（1日くらい早め）を上げてみている。
葉の展葉は伸びも良く順調で、今のところはまずまずの進行のように感じている。
セッコクの花はほぼ終わり、恵蘭の新芽が見えだしている。
もうしばらくすれば春蘭や寒蘭の新芽が出てくる。富貴蘭の蕾も準備中かな。
曇天続きだったが、中国地方の梅雨入りは平年並み？ もう少し先になりそうかな・・・
梅の実が店先に並びだした。恒例のカミさんの梅干しづくりがもうすぐ始まるなあ・・・
