ヤフオク、昨日終了し、すべて落札していただきました。ありがとうございました。
新芽の葉がどんどん展開し、日々株の姿が変わっていきますので、この時期は出品から終了までもっと短期間にするべきでした。反省。
今春はこれにて終了。秋にまた出せればと思っています。
エビネは新葉が大きく展開してきました。ハカマが黄色くなってきた株も出てきました。
ほぼ順調そうですが、ここから1か月半、夏作突入までが重要な時期です。
今春も植え替えは思った通りにはいかず、やり残しがだいぶあります。株分けしていると次々やらないといけない株が増えてしまいました。結局、今までのサボリの結果ですね。
秋にやろうと思っていますが… どうなりますかねえ。
交配は順調に着果しているようですが、4倍体×4倍体の面白そうな交配だけダメそうです。
一応20余り交配していますが、交配内容を今一度吟味して、月末くらいまでに15くらいに減らすつもりです。15でも育苗のことを考えると多いくらいです。
今年の花2回目
今回も購入ビンからの開花で倍数体の可能性のある交配ですが、3倍体or4倍体かどうかは調べていないのでわかりません。交配してみると案外よく受精するようです。
118-100Z×駿河の誉 の兄弟株
この交配も全部で10株近く咲きました。かなり変異がありましたが、花弁の厚い濃色化も数株出るなど良い交配でした。118-100Zが4倍体だった？と思うので理屈的には3倍体ができそうですが、どうかわかりませんね。見るからにそれらしきものもありますが・・・
初花から6年 大きな株になり濃青紫の良い花です。
4年目の株 後冴えで青みがのってくる株で、目立つ花です。
この交配最後に咲いた株。濃い紫弁で整った花で良いが、優等生過ぎるかな。
2株になっていたので4月にヤフオクに1株出してみました。
これは別交配で、118-100Z×ニオイ400 K園芸さんのビン苗から育成
この交配は両親が4倍体？のようでしたのでニオイの血が濃い4倍体を求めて育ててみました。
総じて葉が厚く硬く倍数体らしい姿の株が多かったですが、桃紫弁白舌花が多く、濃色は出なかったですね。香りもそれほど強くなかったようでした。
その中では、少し変わった感じできれいな青紫系の弁色にストライプが入る株です。
他の倍体と交配してみると、受精しないことが多いようです。
今年も全く別系統の4倍体と交配してみましたがダメっぽいかんじ。
あまり倍数体育種には興味がないので着果しなければ、まあそれまでヨ ということに…
K園芸さんのビン苗をいくつか育ててみましたが、ほとんど終了です。
なかなか生長せず絶えたものも多かったですが、しぶとくやる中で少しずつ育てられるようになり、10年以上かかって咲いたものもかなりあります。
ほかの業者さんや趣味の方のビン苗もだいぶ育てましたが、Ｋ園芸さんのビン苗から咲いたものによいものが多かったようです。たくさんの喜びをいただき感謝の気持ちでいっぱいです。
交配は私自身、途中中断はありますが40年以上前から、コオズ系紫花（サツマ×ニオイ、コオズなど）の育成を中心にやってきました。今では人気の的外れになってしまった感もありますが、駄作の山の中でいくつかの気に入った株もできてうれしく思っています。色、香のよいコオズはもっと評価されてもいいのでは…
近年はニオイ系を中心にした交配を細々とやっており、ニオイの血が濃いと発芽が悪く、遅く、そのうえ育てにくいので年数がかかりますが、そこがまたいいんですわ。時間コストの超越？
そんな自家交配株の開花は何ともうれしいものです。多くはありませんがアマチュアらしく楽しんでやっています。
昔に比べると何となくコオズの血を感じるニオイ？が多くなった感があります（私見）が、そういうジャンルも楽しみながら、私はニオイエビネらしい古い自然種を大切にして、わが家の井戸の中で静かにガラパゴス的ニオイ交配も続けていきたいと思っています。 ちょっとシブすぎるなあ～～～
