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蘭亭白木蓮

ブログをはじめました。 周りの心配をよそに衝動的に船出してしまいました。 定年退職しましたが元気に仕事を続けています。                   はるか昔、小学校理科の時間、ヘチマの種まきに胸をワクワクさせ、中高生の頃は家のベランダで大輪朝顔やぶどう、熱帯果樹の鉢栽培にチャレンジ、さらに学生時代には農学部で花卉園芸をかじり、就職、結婚して仕事に励みながらエビネなどの蘭を心のオアシスとして40年以上育ててきました。                          これまで歩んできた道筋を今一度たどりなおして、心新たに楽しみを深めていきたいと思っています。                                     庭の片隅に白木蓮の木があります。その傍らに自作の小蘭亭があり、蘭たちからの叱咤激励の声を聞きながら、これからも日々歩みを進めていきます。          コメントは大歓迎ですが、生来の筆不精、頂戴したらその返信を書くのに考え込んでしまう不器用、時代おくれのオッサンです。多分、返信はようせんと思います。   ブログ本文の中でお答えできたらと思っています。 失礼の段、くれぐれお許し願います。(画像、文の転載はご遠慮願います。2017.7.23)

エビネ 夏の作場の照度、気温

夏場はエビネ小屋のなかの温度分布は驚くほど差があります。

屋根(畜産波板と透明ポリカを交互張り)まで高さ約2.5m、その上50cmくらいにクールホワイトを張ってあり、小屋中は黒寒冷紗や不織布などで光のコントロールをしています。
エビネの葉があるあたりで、夏は平均して暗いところは2000ルクス。明るいところで3000ルクスくらい。かなり暗いです。秋は4000~5000ルクスくらい。建物の陰や季節変動で場所的に日照時間はかなり差があります。
エビネの棚は、地面から60cm位の高さで、葉のあたりで70~75cm。気温センサーを置いています。

気温は地面からの高さによって大きく変化します。
今日13時前後に実測してみると、外気温(H:120cm)34.2℃。アメダス33.9℃。10.5万ルクス。
小屋の屋根直下(畜産波板下)15cm:40.2℃。地面から160cm:34.3℃。エビネ棚上地面から60cm:32.1℃。地面から20cmの衣装ケースの中(小苗置場):30.2℃。
5~6月にビン出しした苗はこの衣装ケースの中で湿度75~80%で管理しており、外気温が35℃あってもケース内は30℃くらいで、相当暗めですが屋外育苗の環境としてはまあまあ良い方です。

要はきっちり気温測定をして日照とセットで置き場を考えることが重要と考えています。
不調を感じた株は、すぐに暗めの涼しいところへ移す。
地面に近いところは水の跳ね返りを気をつければ、気温、湿度ともによい置き場所。照度は低い。
ニオイは他のエビネと異なり、暗めに管理してもかなり耐える感じ。弱めの光を長く当てれば十分なよう。光合成促進肥料の効果はよくわからんけど、こういう栽培には役立ちそうやね。

これでは弱々しい株にしかなりませんが、トラブルのリスクは確実に低くなると思います。
ブリブリの株には絶対になりませんけどね。実はそのあたりが長く維持していく要諦ではないかと…  弱気栽培のおじさんの勝手な戯言。
ややこしそうに書いてありますが、環境を決めて、後は潅水以外はできるだけ何もしないで夏を越す工夫のつもりです。
これと真逆的な栽培がダメなのではなく、管理の仕方次第ということでご理解を…

気温はしばらく高温傾向が続く予想。静かに過ごします。
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