エビネ　小苗の植え替え

ニオイ、ニオイ系コオズなどの自家交配実生小苗を植え替えました。
倉庫内で使い捨てカイロを貼りまくっての作業でした。不器用人間には試練の時間です。
２日半かかりましたが、ここをていねいにやらないと到花年数が1～2年すぐ遅れてしまいます。
一度いじけるとご機嫌を直してもらうのに大変で、たいてい良い結末に至りません。
もう少し暖かくなってから植え替える方が良いと思いますが、今年は3～4月忙しそうなので前倒しでやってみました。大寒波は来そうにないし、倉庫に入れて保護しておけば問題ないと思います。
案外気温の低い今の時期は、根が本格的に動く前で植え傷みが少なく、気温の上昇とともに生育がスムーズに進んでいくことに期待ですが、チョイ、フライング気味？
今回の植え替えは大半が2016年交配苗で､ニオイ系の交配が多いため生育が遅く、播種後2年くらいかかってビン出しをし（この時点でかなりお釈迦）、育苗して少し大きくなってきたので植え替えたものです。点検を兼ねての作業ですが、根はまずまずの感じでした。
ここをクリアしてギアが入ると開花への道筋が見えてきます。もっと早く育苗できればと思いますが､それが私の技術ではなかなかでけへんのですわ。気の長い話ですけど男のロマン！

苗は大きさ、生育にずいぶん差があり、交配の組み合わせ、苗の大小、根の質、量を考慮して鉢の大きさや砂の大きさ、苔の使い方など植え方を手加減しながらやっています。
あとの乾き加減や水やりなどの管理も考えながらの植え替えですが、どうしてもニオイの血が濃い交配は生育が遅めで気むずかしいです。あせらない、あせらない～～～

植え替えた小苗。全部で300本くらいありますが、開花まで行くのは半分強くらいかな？
右端の方の苗はまだ小さく、寄せ植えになっているものがかなりあります。