エビネ　終了間近

25℃を越える日が続き、エビネは一気に終了に向かっています。
新しいカメラになじめぬまま花期がすんでしまい、花色もイマイチで画像は不作でした。

交配もほぼ終了。
遅れて少輪咲きそうな期待の花の花粉がとれれば追加で交配しておこうと思いますが、母株もくたびれてきていて状態は厳しそう。

期待のニオイ系　幼花で不完全な花。花粉が採れるかな？　倍体ではないと思います。


交配のほとんどがニオイのシブリングかニオイ系で、従来の自然種主体の交配から今年は自家交配や購入ビン苗から育成した花を含め、交配種で良さそうな花も使ってみました。
全部で10交配あまりですが、厳選したので期待できると思っています。

育種では原種的な自然種ニオイエビネにこだわりを持ってやってきました。
ニオイと言われている株の中には少しコオズを感じさせる株もあるように感じており、線を引くのは難しいですが、これからもニオイエビネの純度の高そうな野性味のある株をめざしてやっていきたいと思っています（一般受けしないでしょうけどね）。

倍数体育種は近年盛んになってますね。育苗中の株がたくさんあると思います。
これからは4倍体の選別が進み、優れた３倍体育種の親になっていくと思います。魅力ある分野ですが、育種に積極的にチャレンジするつもりはなく、もっぱら拝見させていただくことにしたいと思っています。
ニオイの血が濃い4倍体は少ないようですね（Ｋ 園芸さん）。片山園芸のコオズ系？4倍体が有名で素晴らしいと思いますが、香りはあまり強くない感じかな？

これから連休にかけて植え替えをしていきます。
急ぐものからやりたいと思っていますが、めんどうなのですぐに尻込みしてしまいます。
毎年思っている数はできたことがありません。今年もどこまでできますことか･･･