エビネ　葉の奇形

今年のエビネの展葉は、今のところほぼ順調に進んでいるが、葉の奇形も散見される。

ニオイエビネの葉が割れたりすることは時々あるが、今年は葉先がかじられたように変形しているものがいくらかあった。いびつな伸び方をしている株もある。


葉に小さなとげ状の突起が多数出ている株もある。
あまり見かけないが、花茎にも出ることがある。葉の伸びはよくない。


これらの葉の障害は展葉後の影響ではなく、多分、昨夏の高温などの影響で葉の形成に異変が生じたためだと思う。花の奇形や充実不良も多かった。

展葉は日々どんどん進行中。これから2～3週間がヤマで、そのあとハカマの黄化が進んでくる。
途中で伸びが止まったりしたらすぐに株元が腐ってきていないか点検する。
放っておいたら腐りがバックに及んでしまう。

展葉時期は日照が急に強くなっていくので、柔らかい葉に強光で無理をさせないように、また、乾きやすいのでスムーズな展葉のためにも水切れは禁物と思っています。
すでに肥料をやっておられる方も多いと思いますが、当方はまだやっていません。防除もなし。
肥料を早くやったから葉が勢い良く伸びるとも思わないし。案外、水だけがいいように感じる。
静かに、おとなしく、世話をやきすぎない・・エビネにとってはこちらの小さな親切？大きなお世話！
根が少し伸びて吸収力がついてきてから？やるようにしています。濃いものはやらない。薄い方がよく吸収されるような気がする？　しばらくは腹を空かせてごちそうを待っていてくださいね。