3月に入りました。記録的な暖冬のまま、いよいよ春がやってきました。
桜は平年より1週間~10日も早く咲き出す予想です。
わが家のジンチョウゲも、もうしばらくで咲きだしそうです。早いですね。
新型コロナウイルスの影響が心配されますが、早く収束に向かってほしいと願うばかりです。
エビネ関連のHPやブログを拝見しますと、エビネはどこも早い開花が見込まれているようですね。
当方でも2月初めに予想したとおり、相当早く開花がはじまりそうに思いますが、新芽の伸びに差があり、一斉に全部早く咲くようには思いません。バラツキそうですね。
私のところの越冬は、棚下でビニールに囲まれており、棚上と比べると最低気温で2~3度高く、最高気温で2~3度低く、気温の変化が比較的小さい場所で過ごしており、開花は同じ地域内では若干遅い方かもしれません。それでもニオイなどは3月下旬に咲き出すものがありそうです。
今年は早めに棚上にエビネを取り出して開花に向けた準備を進めようと思っています。
開花促進ならいくらか方法もありますが、スイッチの入った株の開花抑制は難しいです。
どうすることもできませんが、展示会などは大半が4月中下旬の開催予定になっているでしょうから、今年は大変な年になりそうで心配です。久々に東海、関東方面にエビネツアーをしてみたいのですが、この様子ではスカかぶりになってしまうかもしれませんので思案中。
ずいぶん先のことですが、先日発表された長期(暖候期)予報によると、今年の夏はやや暑い夏(特に後半)になりそうということですので、そのつもりで私流に準備していこうと思います。
開花が早いと展葉も早くなるので、春~初夏の生育期間が長めになり、株の充実には好都合?と考えて、夏までの前半にしっかり生長を確保しておきたいです(勝手な読みです)。
ニオイエビネはこれまでの感じているところでは、他のエビネに比べて夏の高温に弱く、根を傷めて作落ちしやすいことと、日照はあまり多く必要とせず、葉が焼けるような環境(強光、無風、乾燥)はよくないと思っています。
梅雨明け前から真夏の暑い時期の1か月余りは遮光(クールホワイトを使用)を強め、明るさを犠牲にしてでもいろいろ工夫しながら気温の上昇を極力抑える方が安全で、根の活力も維持できるように感じています。秋は早めに日照を上げ株の充実をしっかり図ります。
展示品のような大きく立派な株にはなかなかなりませんが、無理せずにこれくらいでいいのではないかと思っています。
昨日は冷たい雨でしたが今日からまた暖かくなりそうなので、久々に潅水をしようと思います。