毎日暑い日が続いています。まだ夏の早い段階でこの暑さはエビネにはこたえる。
エビネ小屋の屋根が熱くなって小屋内が上部にいくほど急に暑くなる。小屋内の温度(葉の展開しているあたり)はアメダス温度+0.5~1℃位に収まっているので、これ以上遮光を強めて薄暗くしても外気温が高すぎるので、効果は少ないだろうな。せめて夜温が少しでも下がってくれたらなあ。
エビネたちを早くこの暑さに順応させて落ち着かせたいが、外気温より下げるのは難しい。
夜になって井戸水を撒いても一時的には下がるが、しばらくすると戻ってしまう。しないよりはいい。
棚下の通風扇は空気を動かすために昼間はほぼフル稼働している。高温、無風、強光はいけない。
夏の早い時期から夏バテさせないようにしたいけど、この気温じゃ対処が限られるね。
ニオイエビネは基本的には水が好きな方と思うが暑さに弱く、根が傷みやすいので、こういう夏は作落ちしやすいと思う。
葉焼けではないのに葉先が枯れこんできたりするが、根の活力が落ちていると思う。
水が少なすぎて根が傷むのも、水が多すぎて蒸れて根腐れになるのも、どちらもいけないが、根腐れは作落ちがひどくなりやすい。ニオイ以外の種はあまり神経質に考える必要はないと思うけどね。
潅水はメリハリをつけて行うと良いといわれているが、時々軽く散水(ふり水)をすることもあるし、早朝に水スプレーをすることもある。
エビネが喜んでいるように感じるが、株元が蒸れて病気が出やすくなるかもしれない。
株ごとに状態が違うので、こちらの都合で一律的に管理するのは限界がある。
近頃の夏は晴れたらこのくらいの高温(35℃以上)が当たり前になっている。
夜温の下がる県北の涼しい(昼は暑い)ところへ避暑に出すか、クーラー、ミストで空調栽培するか、強制的に気温を下げる抜本的な方法を考えないとニオイエビネの上作は厳しいな。
世界のどこかのような45℃を越す熱波に襲われたりしたらひとたまりもない。人間もあぶない。
地下シェルターを作ってその中で避難暮らしすることも、あながちバカ話とも思えなくなってきた。
暑さにはくれぐれ気をつけましょうね。エビネも自分の体も・・・