今年のエビネ

今年のエビネの花もほぼ終了。
予想どおり、結論から言えばさっぱりでした。

大株でも充実が悪く、古い自然種の銘品などは弱い咲き方の株が多く、さえなかったですね。
夏の気象条件が厳しくなってきて、特にニオイエビネの出来がよくないようです。

展示会などの様子を同好の方々、業者のHPやブログで拝見させていただきましたが、さすがに展示されているものは立派な作で、並々ならぬご努力のたまものと思います。こんなふうにはとてもじゃありませんができまへんわ。
しかし、全般的には昨年の天候不順などの影響であまり良い年ではなかったのではないかな、と感じております。

5月2日から、たまりにたまった植替作業に没頭。1日9時間作業が3日続き、クタクタです。
本日まででとりあえず終了ですが、まだ植替え必須の株もだいぶ残っています。
急ぐものからやりましたが、すでに根が伸びてきているものが多く、特にニオイは根が少ないので根先を傷めないように細心の注意を払って作業をしますので時間がかかってしまいます。ここで根を傷めると生育への影響が大きいと思っています（この時期は本当はあまりやりたくないのです）。

交配もやっと15交配くらいで少ないめ。期待のニオイ花の花粉が不十分で期待外れ。
代わりに他のニオイ系の交配をやってみましたが、うまく受精するかどうか不安です。

できの悪い古い品種の画像を載せても面白くもおかしくもないので今年は割愛。
昨日、早めに花茎を抜いて、葉の生育にかけようと思います。

メイン栽培場の花茎抜き後の様子 　大切な株が多い置き場

交配した花がいくらか残っています。花茎を全部抜くのはあまりにも寂しいので強健で楽しみたい株や後冴え系の株は別のところに残してあります。やっと咲きそうな新花があと2つ未開花で残っていますが蕾が未熟で咲けるか微妙。
毎年遅咲きの「紺竜」もやっと蕾が色づいてきました。株が貧弱ですがセルフ交配をしてみようかと…。以前にも交配しましたが発芽が極めて悪かったです。

ニオイ系の自家交配苗。新葉が伸びてきました。生育差が大