ハカマの黄化が進んできて、割き作業を進めました。無理にはやりませんが早く済ませたい気持ちもあって半分以上は済ませました。画像は撮り忘れ。
あわせて、ウイルスの目視をしました。
この時期、葉に条斑や葉脈が白くなるなどの症状があるか目視確認します。
出てほしくない。見たくないという気持ちがあって、ないという前提、先入観で見ていると見逃してしまいます。他人の棚と思ってやらんとね。目が弱ってきているのでまず新葉の先から元までなめるように見て、次に目を動かさず凝視するように見ます。葉先に近い方が見やすく、光線の反射具合で見えにくいことがあるので注意しています。透かして見るより順光(直射光は反射しすぎたり、明るすぎて見にくい)で見る方がわかりやすいと思っています。
古いヤマトの1株でアレッと思うあやしい株があったので処分しました。無実の罪かもしれませんがスッキリします。
かなり有名な業者さんからの株でもわずかな編み目が出たりすることがあったりして、油断は禁物ですが、微症状のものを見逃していたり、コロナの例のように症状の出ない保菌株もありそうです。
微症状の株を検査キットで検定すると反応が見られないか,あっても微かすぎて判定不能に近いことがよくありました。検査キットでもシャープに出ないことがあるので反応なしが無病の証明にはなりにくいですね。あやしければやってみることはいいと思います。
雨が多く湿度が高い日が続き、新葉に褐色のいやらしい病斑が出ている株があったので、混合殺菌剤の原液を塗布しておきました。細菌とカビに効く薬害の出にくい剤を混合して使います。
これで広がりが治まることが多いですが、完ぺきではありません。この時期は病斑の広がりが早いので、よく観察して早い対処が必要と思っています。拡がってしまうと抑えきれません。
病名が何かを特定するのは難しいので、とりあえずこの混合殺菌剤の塗布をして様子を見ます。
ニオイエビネはこうした病害が出やすく、今後はスッポヌケが出る前途多難の季節です。
今年は早い梅雨入りで、葉が柔らかい段階で湿度が高く、病気発生には十分気を付けたいですね。
肥料もいつも以上に少ないめにしていますし、通風扇の稼働もかなり多めに設定しています。