この秋はしばらくぶりにヤフオクにエビネを出品しました。
多くの皆様方にご支援いただき、すべてを落札していただきました。
ありがとうございました。厚くお礼申し上げます。
今回のヤフオク出品で、気になることがひとつありました。
高値で入札後、入札をキャンセルしたいという依頼があって、理由は書いてなかったのですが、間違い入札ではないようでした。入札者にはそれなりのご事情があったことでしょうが、これまで数百のエビネなどをヤフオクに出品している方でしたので、大変驚きました。
依頼どおり、簡単に入札削除しかけましたが、オークションにかかわって来られた方や詳しい方のご意見も聞いてみようと、3人の方に尋ねてみました。あわててネットでも調べてみました。そこでは私の知らない話をたくさん伺うことができ、半ば呆れながら勉強にもなりました。
主な意見は、
①そもそもこれはヤフオクシステムの穴で、落札側、出品者側、両方に悪質なキャンセルがあって、悪用されるまま解決できていないという現実的問題。
②削除はキャンセルしたい本人の身勝手が、次点者(最高入札額がわかってしまう)や、ほかに入札をしたいと思っていた方々の足止めなど、大きな迷惑をかけることになり、削除せずに入札者に責任を負わせるべきだ(反発はあろうが)という強い意見。 の2点のようでした。
キャンセルを受けることが自他ともに利害を伴う簡単ではない問題とわかり、思わず考えさせられました。
結局、時間が限られる中、私の知識、経験不足でわからないことが多すぎるのと、出品株はニオイエビネの古い自然種で、40年以上暮らしを共にしてきて、カミさんより古い付き合いの株です。大事にしてもらえるところに行ってほしいという思いに立ち返って、無理して落札していただくのは心外ですので、キャンセルには応じず、本意ではありませんがこのオークション自体を取り下げ、新たに出品しなおすことにしました。
当然、取り下げ手数料(550円)がかかります(アホらしいですけど)が、無用の混乱、トラブルやほかの入札者の方々に想定外の迷惑をかけたくないための選択でした。
入札には当然、責任が伴うものでしょうから、入札者のキャンセル行為にはなにがしかのペナルティーがあってよいように感じましたね。出品者側のキャンセルも同様ですが、キャンセルの乱用は善良な?オークションが成り立たなくなってしまいそうです。
ヤフオクのシステムには、いろいろ疑問を感じるところはありますが、栽培してみたい方が入手の機会になればと思い、大切に育てていただけるところに行ってほしいと願ってやってきたつもりです。
今回のようなことに直面して、出品するのが正直ちょっとしんどく感じられました。
ヤフオクも変わってきた気がします。私のようなのんきな趣味者の出番はもう限界ですかね。
あすから急に寒くなりそうでしばらく寒い予報。 12月22日は冬至。今年もあと早10日余り。
冬囲いの作業を早めにやっていてよかったです。春までゆっくりお休み~~~・・・です。