今年の花シリーズ最終。画像の整理はめんどくなってもうヤメヤメヤメ！
今年は変な色の画像が多く、もっと素直に撮ればよかったと反省。
カメラに詳しい方にいろいろ教えていただいたので、来年はよい画像を撮りたいと思っています。
（その７）
自然種キリシマエビネ
キリシマエビネはあまり注目されませんが好きな花です。
かつては注目もされていましたが、ずいぶん減っていると思います（絶滅危惧種だったかな）。
姿は可憐で独特な風情がありますが、残念なことに香りはほとんど感じません。
ジエビネとの自然交雑種をヒゼンといいますが、なぜかきれいな青紫を発色する個体が現れ、後冴えの花も多かったと思います。
ニオイエビネ（オオキリシマエビネともいわれます）の青紫色はファンが多いですが、微妙にキリシマエビネの影響があるかもという話（業者さんから聞いたずいぶん昔の話）を聞いたことがありますが、よくわかりません(御蔵島にはキリシマエビネの自生がわずかながらあったそう）。
ニオイは咲き始め濃色でも次第に色がさめていくものが多くありますが、時に後冴えするものがあり、ひょっとしたらキリシマの血がわずかに関係しているのかもしれない？…でもスイショウで濃青紫の花は知りません。
エビネに口なしで真偽はわかりませんけど、いろいろ思いめぐらすのは楽しいですね。交配記録によると、ずいぶん前(1993年)にキリシマエビネ（薄桃弁）×ニオイエビネ（紫弁）の交配をしていて、２株だけ開花しよく似ていますが、薄青紫弁白舌（画像あり）、花はうつむき加減で距が大変長く（ニオイより長く見えます）、斜め上に一直線に伸びる花でした。特に注目するような花ではなかった（開花時の
評価は2株とも中の下）ようです。
キリシマ銘品の鈴姫。小さい株でも花付きは良い。葉は弱いですがキリシマでは丈夫な方です。
小さめの花です。紅舌がやや強く写っています。
無銘 純白花 キリシマエビネとしては大輪で珍しい花と思います。
白妙と交配しますがほとんど発芽しなかったですね。今年、再々チャレンジ。
銘品の紺竜。ヒゼンともいわれますがキリシマの血が濃い品種です。
毎年遅く開花します。今年もしんがりでした。作りにくく大きくなりにくいです。
セルフ交配しますが、極わずかに発芽しても植え出せる苗までになかなかなりませんね 。
今年の花シリーズはこのあたりで終了。お付き合いいただきありがとうございました。
