エビネ　咲き始め

今朝はだいぶ冷え込んだ。小屋の中で４℃。

エビネはほぼ予想通りに、ようやく咲き始めているが、スピードが上がっているようには見えない。
少しモタモタしている。急な高温による爆発咲よりはいいが、展示会の準備の方々は大変だ。

エビネは開花してから数日くらい経つと花が十分に開いて安定してくる。
ニオイでは開花時、花色が冴えてきれいなものが多いが、中には後冴えの花もある。
花が進むと色が褪めたり、青みが薄れたりするものも多い。画像には６～７分咲きくらいがいい。
コオズ系などの中にはキリシマの血がありそうな株に後冴えするものが多いように思う。
咲き進むほどに青みが増してくる花はきれいだが、香りのやや弱いものもある。
ずいぶん昔、キリシマ×ニオイの交配でスイショウを作ったことがあったが、色は淡青紫で距が長く香りは弱かった。キリシマエビネは香りをほとんど感じない。

今年は、期待の株に蕾がなさそうで交配は少数にとどめるつもり。昨年に続き休止するかも。
小苗がたくさん育ってきていて栽培場所がいるので、そちらに注力したい。

咲き始めの花
交配種ニオイ系　喜紫王×御蔵紫王。昨日開花したが初花から3年目くらいかな。。喜紫王似だが舌がよい。開花までだいぶ年数がかかった。東京の大橋さんからのビン苗から育成したもの。
朝早くの撮影で、薄暗く少し濃く撮れている。


今年のエビネはいよいよこれから佳境を迎える。このひと時を濃く過ごしたい。