広島の原爆の日…世界情勢が混沌としている今日、思うこと多し。
今日はコロナワクチン4回目接種。これまではファイザー3回だが今回はモデルナにした。
熱が出なければいいのですけどね。これまでの3回は出なかったけど…
暑中お見舞い申し上げます・・・とは言いつつも、今年の夏は不安定な天候が続いています。
東北、北陸などで大雨。こちらでも昨日は午後にかけて強い雨が降った。明日はもう立秋。
夏の高温下で、エビネの潅水は作に大きく影響するように思っています。
夏に水をやりすぎると根がムレて良くないとか、乾かし気味に管理する方が良いとか言われることがありますが、エビネの種類や栽培環境、株の状態によって異なり、一概に言えないと感じています。
特にニオイエビネは他の種類のエビネとは異なり、根の活力が良ければ水は多めにやった方がいいようで、乾かしすぎは夏バテの原因の一つだと思います。ただ最適域は狭いように感じます。
最悪のシナリオ:あまり勢いのない株に、何とか花芽を付けたいなどと欲を出して強めの施肥をし、日照も強めに管理・・・夏本番に入って昼の気温が高くなりすぎ、夜温も下がらない環境下で、ムレが怖いと思って潅水を少なくしていたら、葉がしおれ出して(根の活力がすでに落ちている)、慌てて水をジャンジャンやって(オマケに活力剤や肥料も加え)満腹、蒸し焼き状態で根腐れを起こし、瀕死状態に陥る。秋には葉は枯れこんで小さな新芽が顔を出す。根は全滅。
笑い話のような良くやっていたパターンではなかったか。根の様子が直接見えないので、葉に症状が出てきたときにはかなり重症のことが多い。根拠のない自信満々によくやっちゃってました…
株の状態は一株ずつ異なるので、それぞれの根の状態に適した管理ができれば良いのですが、現実にはかなり困難です。
夏前(梅雨明け前)に株の状態を判断し、まずは日照条件をコントロールしてその株に応じた光量の置き場を決めたら動かさず、場所ごとに水やりを手加減する。乾湿のメリハリを強くせず水分ストレスがかからないように穏やかに管理をする。光量は明るめの方が蕾がつきやすいが、作落ちリスクを下げるため暗めにしています。自分の感覚が頼りですね。
結局、それぞれの作場環境に応じて、自分流に工夫して管理、検証するしかありません。
私流の夏栽培のポイント
①高温を回避するため照度を下げ暗めの管理。
②株、品種に応じた光量の場所に置く。
③乾かしすぎず、世話を焼き過ぎず静かに過ごす。
チョット消極的に過ぎるようですが、キャパ一杯にチャレンジなどせず、いらん世話を焼かず静かに夏を越します。ニオイ特有のひどい失敗をしない栽培ですかね。
コオズなどは明るめの場所でいい加減に管理していても、ほぼほぼ毎年良くできているよう。
皆様方、エビネとともによい夏をお過ごしください。