今日は、今年初めての真夏日、32℃越え。湿度はあまり感じないが暑いわ!
エビネは新葉の展葉がずいぶん進んで、ハカマが黄化してきました。まあまあですが、中にはハカマが黄化してきているのに葉の伸びがよくないものが出てきます。植え傷みの場合もありますが要注意ですね。
ハカマ割きは面倒な作業で毎年やる気が起きませんが、今年は天気が良く乾燥気味なので、しばらく放置しておこうかな(パリパリなったら除去が簡単でウイルスの心配が少ない)と思っています。ハカマはゆるめの株ときつめの株があって、中に水が溜まっている株もあり、葉柄の傷みが出ないようにハカマを少しズラシてゆるめることもあります。
交配した果実はほぼ順調ですが、そろそろ残す交配を決めて不要のものを落とそうと思います。
6月に入ったら、早目に梅雨入りとか言ってたけど。予報では晴れマークが続いているなあ。
気温は高め予想。この時期の予報はコロコロ変わる。エビネの生育は前進しそうですね。
今朝は潅水したあと、開花後初めての施肥をしました。固形肥料のグリーンキングを数粒置き、薄い液肥をやりました。濃いものはやりません。
併せてこの時期、ウイルスの兆候がないか2回くらい目視します。
明らかにギラギラと病徴が出ているものはもう長く見ませんが、目視は大切な作業で、ないと思って見ていると見えない??? 判定用のキットを使っても(手間がかかる)病徴が出ていない株は反応が出にくく、出ないからといってフリーの保証にはならないと思います。
ただ、目がずいぶん衰えて、識別感度が甘くなってきているように感じています。
展葉後、葉の充実が進んで行きます。翌年の花芽形成につながる大切な時期です。
ニオイエビネの悪魔、スッポヌケも出始めるなあ~~~通風に気を付けて乗り切っていきたいですね。なかなか完全に防ぐことは難しいです。気温が高いと病徴が一気に進むことがあります。
注意して薬剤散布をしてもなかなか防げず、たいてい手遅れで発見されるので緊急オペなどで対処。葉のいやらしい黒斑で、広がる病斑は早めに患部を切り取り、薬剤原液塗布。
ハカマ割きが済んで葉柄が固まったら、一度殺菌剤をやって、そのあと殺虫、殺ダニ剤をやります。天気が良くすぐ乾く日にやるようにします。病害虫防除はそれくらいで、できるだけ薬に依存しないで栽培環境を整えるようにしたいと思っています。日々の観察が大切。
しばらくは書くことがあまりない時期に入りますが、エビネには重要な時期。
みなさんのところのエビネも良い作となりますように・・・!