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蘭亭白木蓮

ブログをはじめました。 周りの心配をよそに衝動的に船出してしまいました。 定年退職しましたが元気に仕事を続けています。                   はるか昔、小学校理科の時間、ヘチマの種まきに胸をワクワクさせ、中高生の頃は家のベランダで大輪朝顔やぶどう、熱帯果樹の鉢栽培にチャレンジ、さらに学生時代には農学部で花卉園芸をかじり、就職、結婚して仕事に励みながらエビネなどの蘭を心のオアシスとして40年以上育ててきました。                          これまで歩んできた道筋を今一度たどりなおして、心新たに楽しみを深めていきたいと思っています。                                     庭の片隅に白木蓮の木があります。その傍らに自作の小蘭亭があり、蘭たちからの叱咤激励の声を聞きながら、これからも日々歩みを進めていきます。          コメントは大歓迎ですが、生来の筆不精、頂戴したらその返信を書くのに考え込んでしまう不器用、時代おくれのオッサンです。多分、返信はようせんと思います。   ブログ本文の中でお答えできたらと思っています。 失礼の段、くれぐれお許し願います。(画像、文の転載はご遠慮願います。2017.7.23)

エビネ 暑さの影響

7月も暑かったが8月に入って一段と暑くなり、8月の最高気温の平均は岡山市では37℃に達している。
平年に比べて4℃くらい高い。こんな異常高温の中でエビネはどうしているのかな?
30℃と31℃の1℃と、35℃と36℃の1℃では消耗度合が大きく違い、生育への影響が心配される。

当方では高温時(最高気温34℃目安)に遮光を強くしている(2500~3000ルクス程度)ので光合成は少なく、生育にはよいとは思えないが葉が焼けてしまうよりはいいと思っている。光合成促進肥料の葉面散布とリキダスを2回やったが効果は???
今年は井戸水の棚下潅水をやって温度抑制(2℃位下がる効果がありそう)をしているが、今できることはこれくらい。
ということで現在は見た目は夏休みの休止状態。しかし、砂の下ではすでに来年に向けて活動が進んでいることと思う。

暑さの影響について~~
比較的高温に強い種類のエビネ(タカネ、サツマ)と弱いニオイエビネでは暑さの影響が相当違うし、同じ種類でも強い品種と弱い品種では大きく違ってくるだろう。
また光量や水分量の要求量も当然違うので、一概に言えるほど簡単ではないと思う。

当方のニオイエビネでは、高温が続いて葉先が傷んで枯れこみが進んできている品種もあれば割に変化のない品種もいて差が大きい。根の活力耐性が随分違うと思う。全体的にはかなりくたびれモード。

このような高温下での花芽分化はどうなんだろうか?
当然、品種差や生育・充実程度による差はあるが、平均的には7月上旬ごろから花芽分化の準備が進んでいく中で、今年はかなり高温気味に推移して、分化が早めに進んだかもしれない。ただ花芽分化は一時期に集中して一斉に進むのではなく、株それぞれの状態に応じて、1か月くらいの幅がありそうに感じている。
8月に入ってさらに高温になって花芽の生育には厳しい状況が続いていて、秋の新芽の伸長が遅れ気味になるかもしれん。残暑も厳しいというし、秋の生育回復が待ち遠しい。

花芽は分化していても、その後の気象条件が悪すぎると花芽が飛んでしまうこともある。新芽の中で一度ポシャると再生しないと考えていて、大株でも花芽がない株の原因の一つかもしれない。さらに暑さで蕾(花器)の生長も阻害されるかもしれん。今年はちょっと危ないかもなあ。
結果として来春の花の出来にバラツキや奇形、花飛び株、葉の変形などの障害が多く出るかもしれん。
まあ、この暑さでええことはなさそうに予想している。
できれば早めに遮光を少しでも戻したいが、無理はできない気温が続きそう。
今できることは、できるだけ株の消耗を少なくして根の活力を維持することに尽きる。
あとは早く気温が下がってきてくれることをお祈りするだけ・・・

春蘭、寒蘭類は同じ暑さならニオイエビネよりだいぶ強いように感じていて、新芽も順調に伸びているし、寒蘭は花芽が見えだしている株もあり、あまり心配していない。ただ、花色は良くないかも・・

先が見えないこの暑さ・・・もうしばらく耐えてガンバリましょう。
来週はちょっと雲が多くなる(雨?)予報が出ているが、どうかいな?

暑さの中、イライラしてちょっとくどい書き込みになってしまいました。 スミマセンです。
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