忍者ブログ

蘭亭白木蓮

ブログをはじめました。 周りの心配をよそに衝動的に船出してしまいました。 定年退職しましたが元気に仕事を続けています。                   はるか昔、小学校理科の時間、ヘチマの種まきに胸をワクワクさせ、中高生の頃は家のベランダで大輪朝顔やぶどう、熱帯果樹の鉢栽培にチャレンジ、さらに学生時代には農学部で花卉園芸をかじり、就職、結婚して仕事に励みながらエビネなどの蘭を心のオアシスとして40年以上育ててきました。                          これまで歩んできた道筋を今一度たどりなおして、心新たに楽しみを深めていきたいと思っています。                                     庭の片隅に白木蓮の木があります。その傍らに自作の小蘭亭があり、蘭たちからの叱咤激励の声を聞きながら、これからも日々歩みを進めていきます。          コメントは大歓迎ですが、生来の筆不精、頂戴したらその返信を書くのに考え込んでしまう不器用、時代おくれのオッサンです。多分、返信はようせんと思います。   ブログ本文の中でお答えできたらと思っています。 失礼の段、くれぐれお許し願います。(画像、文の転載はご遠慮願います。2017.7.23)

エビネの種

エビネの種(しゅ)については、いろいろな見解があるようなので、私のひとりごととして読み流していただければと思います。
エビネの種の検索については、伊藤、唐沢著「エビネとその仲間」(1969)誠文堂新光社のP40~41に検索表がありますが、わかりにくいので不正確かもしれませんが、私なりに用語を整理してみました。
     
 :日本に産するエビネ属(属:種の上の区分)の植物は十数種あり、エビネ(ジエビネ)、キエビネ、キリシマエビネ、ニオイ エビネ、アマミエビネ、サルメンエビネなどの名称で呼ばれているものが種(原種)の区分。品種は種の下に位置づけられる区分で種の中で区別できる特徴をもつ個体に対して個別名を付したもの。
  
自然交雑種:分布の重なる種が自然下で交雑して生じた雑種と推測されるタカネ、ヒゴ、ヒゼン、サツマ、コオズなど。何と何の交雑かは見た目による人の判断であり、それを証明できるものはなく、あいまいなところがあると思います。自然交雑種についても優品などに慣例的に品種名(銘品名)がつけられて流通しています。

(余談)エビネの自然交雑種としてはコオズと表記されますが、時たまコウズという表記も見られ
   ます。自生が多かった伊豆の神津島にちなんだ名称ということなら、コウヅということに         
   なります。発音は同じでしょうし、エビネの名称と島の名称は異なるものを指しています 
   から異なっていてもいいのでしょうが、そもそもコオズという表記になった理由はよく知 
   りません。このブログでは関連の書籍に多く記載されているコオズを使用しています。


 サツマ 流星晃(大輪紫花で交配親として活躍。サツマといいますがヒゴ?)
 

人工交配種:原種や自然交雑種に交配種も含めた相互の人為的交配によって作出されたもので、これにも優品などに品種名がつけられて流通しています。原種や野生種に対して交配種 を園芸種と呼ぶことがありますがエビネではあまり用いられません。さらに、交配親が不明や非公表で独自に命名された品種が多くあり、日本産エビネの統一的な登録制度はまだまだ確立できていない状況と思われます。
PR

コメント

プロフィール

HN:
ノムトダメダス
性別:
男性
自己紹介:
井蛙、大海を知らず            お酒の誘惑に弱いケロちゃん ノムトダメダス

最新記事