気温が高くなって蒸し暑いです。今日は30度を超えました。クーラー試運転。
エビネは葉が展開してこれから充実していきます。施肥の季節です。
施肥については栽培者それぞれがお考えをお持ちなので、いまさら何をかいわんやですが、失敗まみれのエビネ栽培歴45年、栽培が下手といわれて久しいが、そう言った栽培自慢の人たちはほとんどやめていったなあ…ヘタヨコの私流施肥の戯言です。私にはまだまだ失敗する元気がありまっせ~~コロナワクチン打って怖いもんなしじゃ~~(打った翌日は若干痛みがあったがすぐ解消した)
ハカマ割が終了し、本格的な肥培時期ですが、当方ではこの時期の施肥は薄め(2000倍くらい)の液肥中心で梅雨明けまでの短期決戦で勝負します。夏は高温回避のためかなり暗くしていてペンタガーデンを葉面散布をすることはありますがほとんどやりません。
ここしばらくは、ハイポネックス青、赤、アルゴフラッシュ(もう売ってないみたいですがお気に入りで在庫あり)、液体油粕スーパー1、ペンタガーデン(光合成促進)、リキダス(活力液)、海藻エキス(今年から試用)などですが、ハイポ青だけでも十分と思います。
肥料はつい混ぜたくなりますが、それぞれがバランスよくできている?でしょうから、基本混ぜずに薄くしてローテーションで週1回くらいやります。混ぜると濃くなりがちです。
左からハイポネックス赤、アルゴフラッシュ、スーパー1、ペンタガーデン

左からリキダス、海藻エキスを溶かした液
かつては多肥栽培に挑戦していたこともありますが、今はあまりメリットを感じません。
栽培上手な方や展示会では肥培された驚くような立派な株を見かけましたが、エビネの能力の限界まで施肥をする栽培は、株の調子と光と水と気温などの最適環境管理とセットで行えばそれなりに結果が出るのでしょうが、肥料だけで肥培しようとしても傷んでしまうリスクの方が大きいように感じます。
最適条件を与えてしまうとそれに慣れて肥満気味になって、作落ちしやすくなるように思います。
ニオイエビネは肥料をやれば効果が出やすいように感じますが、生長がよすぎると病気が出やすくなったり根が傷んだりしやすくなるようで、機嫌を損なうと回復に大変な時間を要します。
枯らさないためには、チョット足りんくらい、腹七分目くらいの施肥が良く(満腹の施肥量はわかりませんけどかなり食べられる体質のよう)、肥料よりは気温や光量、風通しなどの環境管理をしっかりやって、空きっ腹気味にしておくが失敗が少ないと思っています。
栽培方法としては地味で面白くありませんが、やりすぎるよりやらない忍耐の方が難しいかも…
これから今年の作の佳境、暑くなりそうですね。みなさん、よい作となりますように・・・
スッポヌケの悪魔がやってきませんようにお祈りしとこ~~っと(一番効く肥料は神頼み!)