つげの櫛　廣島政夫氏作

つげ櫛製作のすべての工程（40工程）を手作業によって作っておられる廣島つげ櫛店を訪問して、孫への祝用（お守り）の櫛と私用の携帯用の櫛を購入しました。
廣島政夫氏のことは、いろいろなところで紹介されているので、そちらを見ていただければいいと思いますが、直接、お会いしてお話しを伺うことができとてもよかったです。
かたくなに職人の流儀を貫く用の美の極致、存在感がすごいなあと感じました。
このようなすばらしい技が伝承されないことをさびしく感じました。
今の世の中で突き進む効率と生産性とは真逆な技の世界。こういう仕事に畏敬の念を抱きます。
近々、引っ越しのご予定と伺いましたが、いつまでもお元気で製作されますようお祈りいたしております。

訪問時に見せていただいたこれまでで最も細く引いた（１cmに20本歯）櫛の画像です。絶句！

画像が悪くて実物のすばらしさが発揮できていません。申し訳ないです。


私用に買って帰った男物櫛（コーム型）13歯/１ｃｍ
燻しのにおいがいたします。椿油で手入れします。
お姉様？お手製の携帯ケースをいただきました。


孫娘に買った櫛（12歯/１cm）　
下のケースはお姉様？の作。丁寧であたたかみあふれた手仕事の品。ありがたく頂戴いたしました。
右の小さな櫛もいただきました。カミさんが首飾りにしていますが、本当にしゃれています。
本物は小さくても存在感があってすばらしいです。　ありがとうございます。