将棋駒　完成

将棋駒づくり、磨き作業が終了し一応の完成。
日々、少しずつ作業時間を積み重ねて、５か月近くかかってやっと完成。
ある程度のスピードで作業を進める方が完成度は高くなると思いますが、時間的にできません。
６５点の出来かな？　素人の道楽なんで、気楽に楽しくやっています。
反省点を整理して改善策を考え、次作に生かしたいと思います。まだまだ課題が多いです。
今回は漆を新調したのはとても良かったが、塗り方には少し改善の必要を感じた。
字母ももう一歩改良が必要です。正確な彫り技術も課題ですね。ハイス鋼の印刀がよく切れていい。


近年、将棋の世界は藤井さんの活躍などでこれまでとは様子がガラッと変わり人気が上がっています。
昨日は竜王戦、藤井竜王対広瀬八段戦。藤井竜王の逆転勝ち。すごいもんだと思う。
あまり高度な戦いになると、浮世離れしてわからなくなってしまい、解説を聞いても理解できないまま、すごいんだなと思ってしまう。今はいいけどそれでは続かんような気がする。

人間が長い年月積み上げてきた勝つ技術がAⅠによって大きく変わりつつあるが、それは雲の上のことのよう。地上にいる私ら手が読めないレベルの人間には実感ないなあ。
プロの真似をしてもすぐ馬脚を現すから、結局やりたいように楽しく指す。人間臭さが感じられる将棋の世界が好きですね。

小学生低学年の頃、祖父から将棋を教わって以来、６０年近く、濃淡はあるがずっと興味を持って接してきた。いまだに祖父が買ってくれた将棋の駒が手元にある。
ボケ防止のためにも自分なりに楽しくやり続けたいと思っています。