10月も終盤、エビネの新芽が出そろって日々大きくなっていく。もうあと少し。
そんな中で新芽が出てこない株が毎年いくらかある。品種的に新芽が潜りやすいものや遅くになって顔を出す性質のものもあるが、たいてい何かのトラブルに巻き込まれていることが多い。
鉢の縁に当たって伸びられなくなっている、根が邪魔して新芽がいじけている、新芽が腐っている、バルブに当たって伸びられない、などなど・・・思わぬトラブルもある。
この時期に出てきていない株は、鉢を開けてみて確認し修正する。まだ何とか間に合うかな。
いずれにしても放置するとロクなことにならない。めんどくても点検は必要。
根が邪魔をして新芽が伸びられず、変な方向に向いて小さくいじけていた株。修正しました。
毎年新芽の出が遅めの株。今年木の大きさにしては、小さな芽。ひょっとしたら下の方に大きな芽があるかも?
近頃は何をするのもめんどく感じるようになってきた。
加齢による情熱力の低下かな。それを言っちゃ~おしまいよ!と思っているが、秋の植え替え時期も過ぎつつある中、いまだに手がついていない。この秋のオークション出品はやれそうもない感じ。
来年は終活の一環として、減鉢計画(棚整理)を実行に移すことにしたいと思っている。
オークションは同好の方に喜んでもらえればいいのですが、ずいぶん労力がかかる。時間に余裕がないとなかなかやれません。
古い自然種のサツマやコオズなどは、出品してもあまり喜ばれない感じだし、どうしたものかなあ。
交配のコオズは一昔前なら評価されるような花でも今はどうも人気がないねえ。いいのになあ。
古い倍数体や交配ビンからの倍数体もいくらかある。倍数体にはあまり近づかないようにしてきたが、予想どおりあふれてきている印象。育種材料としてはおもしろいかもしれないが、同じような花が多くなって私的にはあまりおもしろく感じない。
近くに小山の一つでも持っていれば、棚整理株は思い切って地植えにしてやりたいが、あいにく山は持っていない。庭の一角を植え場所に整備するかな?・・ウイルスの群落になっても困るし、生態系に影響があってもいけないし・・・かといって捨てるのは忍びないし・・
困ったもんだがどこかで決断だな。
私は私の道を歩き続けて、やがて野垂れ死にするんやろなあ。
自然の懐に帰っていく。それでいい・・本望だ!