ニオイエビネの生育環境
ニオイエビネの原産地、御蔵島には観測所がないので、近隣の三宅島観測データを調べると・・
夏の過去最高気温でも33℃、最低気温も-1℃台で、湿度は年間を通じて高く、日照は少ない。
海に囲まれた(ミネラル豊富?)温和な気候だ(参考:7月の平年日平均気温=25.3℃で当地より1.6℃も低い)。自然種由来のニオイエビネはこうした特有の環境の中に育っていた。
一方で、狭い島での局地的な進化をしてきたため、大きな環境変化には適応しにくいと考える。
気象条件的に見て、ジエビネやキエビネとニオイエビネの自生地環境を比べるとかなり差があって、当地で栽培する場合、ニオイエビネの方がその差がずっと大きく、ストレスが強いと考えられる。
よって、前年の様な高温に対する影響はより顕著に出やすいのではないかと思う。
今夏はエルニーニョが発生しそうだという。それでも予想は高温の夏になりそうと言っている。
どのような気象推移になるかはわからないが、ひょっとして平年並み程度の気温になるかもとひそかに期待し、神様にお願いしている。
できることはするが最後は神頼み~~~これが究極の対策!
猛暑除けによく効く御札が欲しいなあ・・ 気温1℃低下の出来高払いで1000円なら払ってもいいよ。
ハカマがどんどん黄化、褐変が進んできた。やや早めに進んでいるように思う。
ニオイエビネ交配種 平均的なハカマの黄化、褐変の株。バック木の葉も黄化してきている。
早い株と遅い株ではだいぶ差がある。ハカマ割きは無理して早くはやらない。
ハカマがきつい株は少し緩めて葉柄を乾かすこともあるが、あまりいじらない。
薬散もハカマが取れて葉柄がしっかりしてから(6月中旬)することにしている。
バック木の葉の生理的な黄化も多くなっている。もうしばらくしてカラカラになったらまとめて切除する。バックの葉は3年分は残っていてほしいね。中には5年くらい残っている株もある。
ハカマ割きも枯葉切りも気の進まない作業だが、やり始めるとついついやりすぎてしまう。
スッポヌケも出やすい時期になる。気を付けて見回りをする毎日ですね。
毎年この時期は、ウイルス兆候がないか必ず目視点検をする。ウイルスはめったに見ることはないが、疑いの目をもって点検する。視力が落ちてだんだん自信がなくなってきたけどね。