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蘭亭白木蓮

ブログをはじめました。 周りの心配をよそに衝動的に船出してしまいました。 定年退職しましたが元気に仕事を続けています。                   はるか昔、小学校理科の時間、ヘチマの種まきに胸をワクワクさせ、中高生の頃は家のベランダで大輪朝顔やぶどう、熱帯果樹の鉢栽培にチャレンジ、さらに学生時代には農学部で花卉園芸をかじり、就職、結婚して仕事に励みながらエビネなどの蘭を心のオアシスとして40年以上育ててきました。                          これまで歩んできた道筋を今一度たどりなおして、心新たに楽しみを深めていきたいと思っています。                                     庭の片隅に白木蓮の木があります。その傍らに自作の小蘭亭があり、蘭たちからの叱咤激励の声を聞きながら、これからも日々歩みを進めていきます。          コメントは大歓迎ですが、生来の筆不精、頂戴したらその返信を書くのに考え込んでしまう不器用、時代おくれのオッサンです。多分、返信はようせんと思います。   ブログ本文の中でお答えできたらと思っています。 失礼の段、くれぐれお許し願います。(画像、文の転載はご遠慮願います。2017.7.23)

ウイルス病

多くのエビネ栽培者が最も恐れる病気でありながら、実態がわかりにくいのがウイルス病です。
エビネが大きなブームになった1980年代から90年代にかけてウイルス病の蔓延が大問題となり、正しい知識のないまま、都合のよい解釈をしたり、開き直ったりしながら痛い目にあった栽培者がエビネから離れていきました。
今エビネを栽培している方のうちどれくらいがあの忌々しい時代を知っているかはわかりませんが、現在ではかなりウイルス防除の知識が普及し、それを意識した栽培がなされるようになり、また健全な交配種苗生産がなされるようになって、見かけ上は罹病株が大幅に減ったように感じます。しかし、ウイルスは今なお見逃されている病気だと思いますし、病徴がないから100%ウイルスフリーともいえません。自分の都合を優先しようとするところに潜んでいます。罹病株は感染源となって蔓延することを肝に銘じて処分し、正面から正しい対処を行い、安心して栽培を楽しみたいと思います。
 
ここに井上成信著「ランのウイルス病」(2001農文協)という本があります。この本こそラン栽培者にとって待望されてきた本だと思います。ぜひ一読され、ランのウイルス病の正しい知識を得ていただきたいと思います。敵を知り、己を知れば百戦危うからずです。
発刊後まもなくの頃、井上先生に電話でわからない点をお尋ねしたところ、突然のことにもかかわらず本当に快く丁寧にご教示をいただき、今でも深く感謝しておりま す。先生はエビネのことにも大変お詳しく、エビネのウイルス病への知識が向上したことを喜ばれていると思います。

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ノムトダメダス
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自己紹介:
井蛙、大海を知らず            お酒の誘惑に弱いケロちゃん ノムトダメダス