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蘭亭白木蓮

ブログをはじめました。 周りの心配をよそに衝動的に船出してしまいました。 定年退職しましたが元気に仕事を続けています。                   はるか昔、小学校理科の時間、ヘチマの種まきに胸をワクワクさせ、中高生の頃は家のベランダで大輪朝顔やぶどう、熱帯果樹の鉢栽培にチャレンジ、さらに学生時代には農学部で花卉園芸をかじり、就職、結婚して仕事に励みながらエビネなどの蘭を心のオアシスとして40年以上育ててきました。                          これまで歩んできた道筋を今一度たどりなおして、心新たに楽しみを深めていきたいと思っています。                                     庭の片隅に白木蓮の木があります。その傍らに自作の小蘭亭があり、蘭たちからの叱咤激励の声を聞きながら、これからも日々歩みを進めていきます。          コメントは大歓迎ですが、生来の筆不精、頂戴したらその返信を書くのに考え込んでしまう不器用、時代おくれのオッサンです。多分、返信はようせんと思います。   ブログ本文の中でお答えできたらと思っています。 失礼の段、くれぐれお許し願います。(画像、文の転載はご遠慮願います。2017.7.23)

花芽伸長

気温が上昇し平年より暖かい日が続いています。桜は開花からあっという間に満開になりました。
今日は午後から時間ができたので、水やりをして少し観察をしました。

桜の開花とエビネの開花の相関は私のところではあまりはっきりしません。
桜は休眠打破や積算温度などいろいろなデータを駆使して開花予想がなされているようですが、エビネはそこまでのデータ蓄積はないようです。
経験的には2~3月の気温によって新芽の伸びの遅い早いが決まり、蕾が見え始めたら順調にいけば2週間ほどで開花します。
ただ、この季節は急な低温もよくあります。低温になるとはっきり足踏みします。
それとこの時期は強風に注意が必要です。蕾を傷めないようにしましょう。
葉が伸び出しながら花茎もゆっくり伸び、蕾が反転してじっくり色づいて下から順に開花するのがいいです。
突然の高温で伸びてきた蕾が色も乗らずにいっぺんにびっくり咲きするのは最悪ですね。
紅系のコオズなどはやや明るい方が発色はいいですが、ニオイエビネの淡紫などはあまり明るすぎると色が冴えず、きれいに咲かないように感じます。デリケートです。

ニオイは色の良い年とさえない年の差がサツマなどより大きいように感じます。
ニオイエビネは前年の花芽分化、花器形成時の天候によって花の数、充実への影響が大きく、多くの花がついてもそのあとの気象条件が悪いと充実した花にならず、花弁、舌の貧弱な貧相な花が多く咲いて賑やかに見えるだけで終わってしまうこともあります。

今のところ、4月10日ころ早いニオイ系から開花し、そのあと交配コオズ、サツマなどの開花になりそうです。今時点では平年より1週間くらい早いペースですが中国地方は全国的に見ると開花はあまり早くない地域と思います。4月第2週はやや低温傾向になるとの予想もあり、ニオイは中旬過ぎに見ごろになりそうに思います。
ちょっと気になるのは伸びの早いものと遅め気味のものがあり、ばらつきがありそうかなと思っています。ニオイ系の充実も今一歩かな。
毎年棚下に収納していたもの(春先の温度の上り方が緩やか)より、寒さの厳しいところに置いてあった株の方が元気よく咲きます。特に生育の良い新花が一番乗りすることも多いです。
年に一度の待望の時。皆様のところでも良い花が咲きますよう願っております。

開花したらまた画像を載せていきたいと思いますが、今年は4月いっぱい仕事や行事で、忙しい毎日になりそう。平日は画像を撮る光線の良い時間帯には不在で、なかなか良い画像が撮れないのが悩み。曜日に合わせて花は咲いてくれません。できる範囲でがんばります…


 サツマ×ニオイの自家交配初花 早い方です


 ニオイでは早い方です 「虞美人」 蕾の充実があまり良くないよう


 ニオイ系コオズ交配種 蕾数は多いですが果たして良い花になるか
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