今日はひどく蒸し暑かった。最高気温は34℃超え。まだ6月半ば、これから先が思いやられるなあ。
当分、晴れマークが続く予想。まさかこのまま梅雨明けにはならんだろうがちょっと心配だなあ。
菜園では、ナスやピーマンなどの夏野菜が収穫期を迎えた。トウモロコシも雌穂の受粉中で順調。
トマトもようやく色づいてきたので、今朝、初収穫しようと菜園へ行ったら・・・
先に収穫?して味見をすませた実が転がっていた。 やられた~~~
森の方でカラスがカーカーと元気にほざいてる。
ということで、今年のトマトの初収穫をしたのは、カラスの野郎でした・・・ムッカー~~~

カラスは朝が早くて、今頃は日の出前の4時半ごろから鳴き出して活動を始める。
トマトやスイカ、トウモロコシなどが好物で防御しないとやられてしまう。カラスは近くで見ると意外なほど大きく(羽を広げると1mにもなる)、力も強く、頭も良い。
このあたりではサルやイノシシ、タヌキはいないので、もっぱらカラスの防御が大切だ。
これまでの観察や経験、ネットなどの情報によれば、カラスの習性として
①用心深く(好奇心も強い)、空から作物に直接アタックしてくることは少ない。日頃から周囲の様子をよく観察している。
②まずは畑の周辺の地面に降りて、周囲を警戒しながら、近づいて低いところの実を引っ張り出して、安全なところで食べる。青い実は食べず収穫直前になると来る。トウモロコシは近づいて地面から実に飛びつい食べる。
③防御しなかったら繰り返しやってくる。複数でやってくることもある。
④逃げにくいところや羽に何かが当たって飛び立ちにくいようなところが嫌い。
⑤脅しのような忌避資材にはすぐに慣れてしまう。
防御対策
①防鳥網を張りめぐらす方法もあるが経費と手間が多くかかるので、完璧とは言えないが、もっぱらテグスで防御している。
②テグスをいかにカラスの習性に応じて効果的に張るかがポイント。
まず作物の周辺に畝に沿って支柱を立てて,テグスを1段目、25㎝くらいの高さ(かなり低め:これが重要)で横に張る。さらに、その上に2段目、3段目を各25~30㎝間隔で張る。3段目は高さは75~90㎝くらい。作物の上には張らなくてもいい。(水田や、方形の畑では必要)。
③テグスはカラスにはよく見えないようで、近づいてきて体に触れるとあわてて逃げる。何回かトライして諦める。カラスの警戒心を逆手にとった効率的な防御方法。
④テグスを使った防御を始めて以来、張る前にやられることはあるが張った後にやられたことは皆無。
⑤経費、手間もそれほどかからず、効果はとても高いので当面はこれで防御するつもり。
今はカラスの子育ての季節だ。食欲も増しているだろから、しっかり防御したい。
(余談)
先輩の話として、カラス除けにテグスを張っていたら、やってきたカラスが糸に絡まって飛べなくなって、のたうち回っていた。しばらく放っておいたら外でカラスの声がうるさいので出てみたら何十というカラスが上空を旋回していて、不気味になってカラスの絡まりを解いて逃がしたとか。
別の漁師の話として、カラスが魚を泥棒したので捕まえ、殺して見せしめに舟の先につるしておいたら、ほかのカラスが次々と上から襲ってきて、以後、3年も襲来が続いたとか。
話には誇張もあるかもしれないが、さもありなんとも思うなあ・・・
高齢の方が丹精込めて作った野菜や果物を収穫間際になってカラスに食べられてしまい、意欲を失って、作るのをやめたという話も聞く。ほんまにつらいわなあ・・