寒蘭　出蕾はじめ

ここしばらく曇天気味で、最高気温は少し低めだったが、まだまだ蒸し暑く残暑が厳しい。
今週半ばくらいから若干気温が下がってくるような予報になっているが、まだ平年より高いよう。
今年のような暑さが蘭や植物にどのような影響をもたらすのか、よく観察し、記録しておきたい。
毎年、暑い夏が続くと思って、できる対処を工夫していく資料にしたい。記憶はあてにならない。

寒蘭の蕾がようやく見えだした。例年より少し遅いように感じる。
淡色系の蕾は見つけやすいが、紅系の蕾は見えにくい。蚊が多いのであまり熱心に探さない。
長年育ててきた株にようやく蕾が着いた株があった。うれしいねえ！
早いものは10月下旬ごろから開花が始まるが、早い花は色が悪い。ゆっくり出蕾してきてほしいな。

豊雪　毎年早めに出てくる。今年も4本くらい出てきているが、もっと遅めに出てきてほしい。
蕾の色もあまりさえない感じ？ 蕾は花茎がいくらか伸び始めてから1～2本に整理する。林立するような咲き方は好みでないので…


緋燕　紅花で暗いところでは蕾が見えにくい。2本くらい見える。


日本春蘭、中国春蘭たちの蕾はまだあまり出ていないようだが、早い株もあった。


セッコクが今年も少しだけ蕾をつけている。一種の狂い咲き？


エビネはいよいよ秋作に入ったが、新芽の生育が遅れているのか、あまり見えない。
これからしっかり肥培していくが、勝負はすでについている。あまり良いとは思えない予感。
まだしばらくスッポヌケには注意しておく。今年は暑かったのでやや多かったよう。
暑く長い夏がどんな悪さをしているか、これからはっきりしてくるでしょうね。